26日東京市場はGW前最終日。例年通りなら利確売りに押される場面だが、今年の市場は違った。
米国市場のハイテク株アルファベット・マイクロソフトなど好決算が波及するかのように寄りから買い優勢。さらに後場は日銀会合において植田総裁の市場緩和の続行が決定、円安の進行と共に株高をより進めた(まるで市場に無関心かのような発表、政策の修正はそりゃ円売りしますよ
さて、4月3週目を振り返ってみると中東問題・インフレ抑制に関する市場の緊張感はピークアウトした趣き。決算前整理や調整の一環とすら思えます。
インフレ進行するが購買力が低下するスタグフレーションの可能性が増しているが、現状データでは消費者物価指数など堅調。これからの推移次第だが、持ち株に関して強気で良い。
半導体決算は野村マイクロサイエンス、ソシオネクスト、ディスコと市場予想に届かない冴えない内容。年初から派手に上昇した銘柄が多く、期待が大きい分決算内容が相応でないと下落の憂き目に遭う。持ち株であるscreenなど来月決算だが、やはり人気セクターの中でも銘柄選定が重要になる局面と言える。
日経先物は総じて400近くの大幅高。157円を通過点に159円にも迫る衝撃の円安が反映される結果となっている。日本株は日銀発言で円安・緩和継続を表明したため、週明け3営業日も続伸となる可能性が高い。これを良い面と捉えるか、世界的な通貨安に瀕すると見るかは、立ち位置によって変わるという筆者考え。日本株は円安関連株を保有すれば良く。今後も円高進行は止められない(当局が止める必要を感じていない・発信していない)のならば、比較すれば内需株など円高関連銘柄は収益が伸びない。
GW中は何をすべきか。株式のほかに、BTC、円建てドルを保有しているが少額。市場を気にせず過ごす気持ちで良いだろう。